春時雨のち晴れ  🌈 ゑこおの綴り 🌈

美術館、漫画、放送大学、たまにお題も書きます

実写映画 「ゴールデンカムイ」 感想その② 🍡🍡 

 

 

harusigure-noti-hare.hatenablog.com

 

①🍡より続く

 

自分の事を当てはめて言うが、

原作を知らない作品だったら先入観無しで、真っ直ぐ鑑賞

していられるが、原作が周知の作品の場合、すでに

元のイメージ➕自分の築いたイメージ仕上がっている。

 

なので、原作とは違う展開になった時に「っ!意外〜

と驚き、良い意味で、裏切られた〜感服させられる、

配役や演出でなければ、私は鑑賞に耐えられなくなる。

 

私が映画に没入でき無ないキッカケとなった

二つの場面と・演者のイメージについて詳しく書いてみた。

 

 

* 以下 漫画及 び 映画「ゴールデンカムイ」の

ネタバレを含みます、 未読、未鑑賞の方はご注意下さい

 

**あくまで個人的な感想です。悪しからずご容赦のほど願います。

 

🌈なんでこうなったんや〜?個人的に残念だったシーン🎖️

 

🟡飼い犬からの…

 

杉元は脱獄した刺青囚人の白石を捕まえた。白石の背中の刺青を

見ながら、アシリパは刺青をスケッチするシーン。

 

白石は杉元に、

「そのアイヌアシリパ)は、お前さんの飼い犬か」と言い放つ。

発言に激昂する杉元。

 

白石の発言を聞いたアシリパ「私は気にしない」「慣れている」

とクールに反応する。

 

アシリパの返答を聞いた杉元は

「慣れる必要がどこにある」と心の中で呟き、その時の表情は怒りで

険しくなっていた。

(そして佐一は、故郷で村八分になった過去を回想する…)

 

*漫画1巻/第6話より

 

漫画の杉元は正しく怒っている。が、映画では

アシリパの返答「慣れている」以降は

 

杉元の表情はわからないし、雪原でワチャワチャした3人が

遠く引きで映って

 

「そんな…いい…はずが無い… 」?

ハッキリ聞き取れなかったのだが、モゴモゴ、ブツブツと話す

杉元の声だけが画面上に残ってた。。。

 

このシーンは、杉元の過去なりを早い時に知る事ができた、

大事な場面だと思っていた。なのに、そんな!

キィエエエエエエー!

な場面になり変わった印象を持った😭

 

も、も、も、も、もぉーーー

 

「オ、オバハンは怒ったぞー フリーザ!!」

(八つ当たりアカン)

 

杉元より私の方が、先にスーパーサイヤ人になったで。

(佐一はスーパー不死身だから、サイヤ人はいいか)

 

*上記の杉元回想シーンは、別の流れで出てきた。

 

🟡杉元が黄金を探す真の理由

序章みたいな映画の流れの中で、その理由を早くもアシリパが知る

展開になるとは。。余りにタイミングが早すぎてびっくりした。

 

杉元という頼もしい相棒と出会い、アシリパは共にアチャや

刺青囚人を探しながら旅をする。沢山の人物と出会い別れ、様々な

出来事に巻き込まれ、乗り越えるうちに、彼女は杉元の将来の事を

案じる様になる。

 

それを意識しだしてから、アシリパ心中で葛藤し出す。そういう

流れを経て、きちんと、自分で、杉元から聞き出す場面・過程が

私は好きなのに🗯️

 

サラッと、立ち話で雑談するみたいに聞いとる⁈🗯️

 

こうなると

先の展開はどうなるのか…モヤモヤ。

 

どうして どうして 私達離れてしまったのだろう♪

と私は頭の中でリフレインした。

 

🌈0コンマ?秒で(シャキーン)と静止する

 

映画が進行中に、初登場の人物が現れる度、その人物のすぐ側に、

立派な文字テロップで役名がバーンと現れる。

これはとても親切でいいと思う

 

が、その度に数コンマ秒の静止画になる(シャキーン!

人物紹介が出る、静止。紹介、静止。紹介…

観辛い…

 

大河ドラマのテロップみたいに、サラッと名前が出るだけで

静止しなくて良いのではと、個人的見解。

 

🌈印象的だった演者

 

🏅フチ・アシリパの祖母/大方斐紗子さん

フチさん、まんまやん。神秘的で、あったかいおばあちゃん。

この後、オソマちゃんと二人して頭にお鍋を被って…

ヤバいシーンなんだけど、その姿を想像したら大方フチさん、

可愛いんちゃうかと思った。

 

🏅オソマの父・アシリパの叔父/秋辺デボさん

出てきた時は、「ハグリッド!(映画・ハリーポッター)」

と見紛うたが、ニシパは神秘的でセリフが少なめだったが

無二なオーラと存在感がとてもいい。

 

🏅寅次/泉澤祐希さん

元々少ない、佐一、寅次、梅子のシーンが更に少なかったな。

二〇三高地で佐一に見送られる、寅次のいまわの時が、

見ていてとても引き込まれた。🥹😢この方は上手ですね。

 

昔、寺尾聰さん主演のドラマで、高校の吹奏楽部の部員役を

されていた時から、印象的な俳優さんです。

 

 

🌈凸凹コンビしているのが好きなので

 

言葉で書くより、これ!

この2人の、見た目のアンバランス感が好き。

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ゴールデンカムイ展でもらったチラシ)

 

 

精神年齢が高く、厳しい環境を生き抜く知恵と担力を持った

アシリパ。体も齢も彼女よりも上回る大人の杉元が、頼りに

する相棒が12・3歳の子どもという設定が、面白いやん。

 

アシリパさんは子どもやから、「俺が相棒を守らないと」

と思うが、小さい方は「私が杉元を守らないと」と、考えて

いた事を、大きい方は知らない。

 

鶴見さん他、海千山千の大人達を出し抜き、逞しく進む

彼らの姿は、痛快で最高ですわ!

 

ビバ・アンバランスコンビ!😚

 

🎖️杉元佐一

 

私の杉元像は

「男はタフでなければ生きられない、

優しくなければ生きている資格がない」***

 

漫画を読んでいた時、杉元にもこの名文が似合う〜と思った。

前述の「白石の犬発言」など含めて、彼は大切な人のために

この生き方を体現している漢と思うのだ☺️

 

泥臭い男前だけど、野暮じゃない。

◉他の人物像に例えるなら、タフで行動力があって、心根が

優しい‘ターザン‘の様だ。

◉怪我がすぐ治るなんて、凄い能力。(羨ましい)

 

正直に申しますと、山﨑佐一さんは線が細いかな。そして

カッコ良すぎて、隙がなさすぎて、変顔⁈は様になって無かった。

表情はずっとクールで、イケメン・オーラしかない。

 

‘少女世界が愛読書‘で、地面に息吹いた福寿草を見ては

「ねえ可愛い…😊」と、うっとり顔で眺めつづける様な、

3枚目要素が全く想像できない。

 

寅次と梅子の祝言の日に、村の木陰に佇む洋装の男性を見て、

「うわ〜 このサラサラヘアーの男前だれや!」😊

と思いながら老眼を凝らしたら、山﨑賢人さんで。

(今更かっ!)

都会の青年のスマートさが滲み出て居ましたわね。

(さすがだぜっ!)

 

 

🎖️アシリパ

 

山田アシリパさんは、矢を射る姿は凛々しくカッコ良かったし、

変顔は可愛らしかった。濃紺の鉢巻にアイヌ装束も似合っていた。

それでスクリーンに写っているのは、

「17歳位に成長したアシリパさんや」と思った。

 

「うちの子いま12、3歳ぐらいやねん」と紹介されたとしても、

 

「え、いやいや〜ホンマかいな」と内心思いながら

「お宅のお嬢さん、大人っぽいわ」と返すしかない。

 

原作ではアシリパは12、3歳のアイヌの少女の設定で、やはり

子役の方が見た目から相応しいと思った。

 

鑑賞する限りは、この映画の撮影はきっとタフで、ハードな

ケジュールだろう、想像に難くない。

 

野外の撮影は厳しそうだし、子役さんの体力等を考慮してみれば、

現場に長く居るのは大変なことだろう。

親御さん、側で待機するのかも知れないね)

子どもは大人以上に労働時間が厳守など、諸理由により大人が

子供役を演じることになるわな。(映画ではアシリパ

年齢紹介はなかったと記憶)

 

この方は美しい童顔だと思うし、大人の女優がアシリパを演じる

ならば、山田杏奈さんを置いて他には居ないでしょう。

 

わかっちゃいるけど、レタラと小さいアシリパちゃんの回想場面の

時に、「やっぱり、子役だとしっくりくるな〜」と映画館をでた後

には、師匠とそんなこんなの感想を語った。

 

 

🌈最後に

自分のイメージとは違う演者は多々いらしたが、良いと思った方達も

含め、全ての演者が全身全霊で演じておられるのは、百も承知です。

リスペクトを持って感想を述べたつもりでございます。

 

突然やけど、

ゴールデンカムイのアニメ放送は、いつから新シーズンが配信に

なるんやった?とても楽しみに、待ってるぞよ〜。

 

では、これにて〜実写映画の感想はお終い!(パンパン)🙇

♫お囃子♪

 

追記🎬

インカラマッ/高橋メアリージュンさん。

演技は未視聴だが、見た目の雰囲気はド・ストライク。

 

 

***レイモンド・チャンドラー著📖プレイバック

小説内の会話台詞で、とても有名な名言。

 

リフレインが呼んでいる🎼松任谷由実