ネタバレを含みます。未鑑賞、未読の方はご注意下さい。
**個人的な感想につき、あしからずご容赦願います*
魅力的なプレーの数々を楽しむ
5月の某日に「ファーストスラムダンク」を見に映画館へ。
若い頃「スラムダンク」読者だったおばちゃんは、ワクワク気分で
足を運んだ。流川君はあのまんま歳を取らず、シュッとして、
カッコいいバスケットボーイのままやろね〜☺️なんてな。
(こっちは年取った)
七転八倒する彼らの姿は応援したくなるし、勇猛・華麗に
プレーする姿はとてもカッコいい。(片手ダンクとか)
バスケは瞬発的な動作が多いが、丁寧にその瞬間を見せて
くれる。
ギャグシーンも面白い!花道のドヤ顔、失敗の数々や、
流川や他のメンバー達との絡みなど、魅力的なキャラクターの
振る舞いを見て、楽しむ。スポーツシーンと共に面白い
漫画なので、スラダンは新鮮だった。
(そう言う点で、「ハイキュー」も好きだ)
映画といえば、バスケットプレーがあまりに滑らかすぎたので、
見ていて逆に「何で?」と思った。
その秘密はエンドロールの「配役名」で知り、ガッテンする。
[モーション アクター]やったか[キャプチャー アクター ]だったか、
そのような名詞が目に飛び込んできた。プレーヤーの滑らかな
動きは、モーションキャプチャー技術を取り込んだ賜物だった。
進歩やねえ。
「鬼滅の刃」とか、人物や動作のある‘物‘のアクションが、
滑らかで、複雑なアニメーションを見てると、これが今の
「標準」、と無意識に感じてしまいそうだ。「見る側の目」が
だんだん肥えている。それを分かって「見せる側」も、
「これでどや!」って、更にアップデートして、突きつけ
てくる訳ですよ。贅沢なっ。
もとい
ファーストってどうゆうことなん?
全く想像がつかない、まさに “ゼロ感覚“ でスクリーンを見つめた。
湘北高校🆚山王高校(強豪)の試合を進行させながら、湘北高校バスケット
部の1人、宮城リョータの小学生から高校生までの成長記録と
(卒業後にも触れる)彼を中心に据えて宮城家の家族模様、
他のキャラのエピも少々織り交ぜ、映画は流れていった。
リョータが今回の主役ですね。
「スラムダンク」と言えば魅力的な面々、桜木なしでは語れない
漫画「スラムダンク」で比べたら、今回は花道のアップは控えめ。
時折クスッと笑える場面もあったが、桜木語録と呼ぶのか、彼特有の
迷(名)言の数々を期待していた身としては、もうちょい欲しかった。
が、山王戦の後半で、スカッとする展開になった時は(花道と流川が
一度だけ…🫸🫷)すごい〜胸熱でした😊
映画はリョータの家族にスポットを当て、家族の心情が、細かく描かれ
ていて珍しい。そう思えば、ハルコちゃんは特別やね🦊❤️
漫画で家族構成が分かるのは赤木家(ゴリ先輩、ハルコ、その両親)
と安西監督の奥さん位。花道に関しては父子家庭か?そっと触れたような
回があったが、詳細は不明だ。
あれはミッチーこと三井寿?
引っ越してからのリョータは、バスケットで通じる友もいなく、
当てもなく過ごす場面が多くて切ない。
中学生になったか、いつもの様に独り野外のバスケットコート
に居るところ、ある人物が声をかける。
相手は1on1の最中に、バスケのレクチャーをするが、
姿形や発言からして、この少年は中学生の三井だろうか?
中学MVPだから、バスケの情熱は半端ない。お互い気がついて
いないだけで、既にバスケットを通し接触があったのか。
同じ高校に通っている事を考慮したら、物理的にありかと思うが。
(入学してからの、因縁を考えたら伏線だった?)
リョータは対戦相手に、亡くなった兄の姿を重ねて行き、
兄が自分にしてくれたバスケット、アドバイスを徐々に思い出し…
そっくりだと思ったから、の発想
前出の、リョータと対戦するバスケ男子の顔が、アップになった
時にハッとした。数年前に亡くなられた俳優の三浦春馬さん(若い時)
と、顔がそっくりに見えたからだ。
すると、突然自分の中で、もしも実写版をするとしたら…
どんなキャストにするか⁈の問いが浮かんで、、
湘北メンバーは?安西先生は誰に?と考えてみるも、顔が全く
浮かんでこなかった。
スラムダンクの登場人物は、各々が魅力的で、強烈すぎる個性を
持つ、「バスケットに夢中な高校生達」で、物語の中では、
「等身大の高校生」だ。
(海南の牧は、サバ読んでない?高校生に見えへん、サラリーマン)
🏀スラダンの「等身大の高校生達」は、とにかく
キャラが濃い。イメージにぴったりの俳優がいるか?
「外見に寄せて」で探すと、もしかして?見つかるの
かもしれないが、湘北メンバーは唯一無二な存在感
で読者を楽しませているので、見えない部分に説得力が
あるかどうかだと思う。
🏀彼らが漫画の外に出たら、「等身大の高校生」ではなく、
「カリスマ性のある、等身大の高校生バスケットプレーヤー」
キャラが纏う雰囲気と、バスケットプレーヤーとしての
オーラも備わる演者となると、人選のハードルが上って
しまうだろう。
永く親しまれているスラダンの、実写化を私は耳にした事が
無い。(知らないだけならスミマセン)その理由は、
湘北メンバーに見合う演者がいないからだ、と考えました。
見る側も、ハードルを爆上げしているかもしれませんし。
それよりも、彼らの世界観は漫画の中だけで充分という、
根強いファンの希望があって、そこに漕ぎつかないとも考え
られますね。
大好きなゴールデンカムイは?
今回一緒に映画を観に行った、スラダン初心者の師匠に🔰
(映画の後に、漫画を読み始めた)
スラムダンクの実写の可能性を聞いてみたら
「無いやろ」と即答。
ではが溺愛する「ゴールデンカムイ」については、
「それは嫌や」とにべもない。
彼女は自分が好きな漫画の実写版を見た経験から、
- 作品と登場人物から、原作の世界観が感じられなかった。
- 自分が抱くキャラのイメージと演者のギャップにガックリした
など苦い想い出を語り、実写版に対して否定派だ。
漫画のキャラクターと演者のイメージが合わない、ギャップの差異が
大きいほど、拒絶反応も多く出る。演技を見ないと、分からない部分も
あるが、まずは見た目の印象から。
だったら、私のインスピレーションを駆使して、「どうですか?」と
金カム大好き師匠に、プレゼンしてみた。
「ぉお⁈」と手応えが…
「ゴールデンカムイ」の実写について触れてみたい。
② へ つづく🔥